梁山泊倶楽部

山岳会の会長やってます♪

「栗駒山/御沢コース」(平成7年)梁山泊倶楽部

 懐かしの山旅特集「栗駒山」を提供する。山行記録や写真類の詰まった段ボール箱を整理していたら発見した。かなり古いものであるから、とりあえず“会長ブログ”へUPする。(HP管理人さんへ・・・是非、古くても「山行記録」へUPしてネ!
記録は参加者の渡邉氏であり、写真も参加した皆さんが撮影したものである。登山する場合には最新情報を入手のうえ入山されたい。


  

 栗駒山(1995.9.22-24)〔梁山泊倶楽部〕                                  
                                        渡邉記録
平成7年9月23日、国定公園「栗駒山」に総勢7名で頂上を目指した。
この日は台風14号が九州に上陸するという気象状況でその影半も覚悟したが、青空のみえる上々の天気である。頂上から3キロメートル余り下ったところにある栗駒高原オートキャンプ場の「表掛コース」入口から登り始める。伐採地を横切るとすぐにブナ林にはいる。登山道は下草がきれいに刈られて歩きやすい。ブナ林は水の香りをかぐわし、美味しい山の水を与えてくれる。あまり勾配のないブナ林を1時間ばかりで横切ると、御沢という道標に出会う。
 御沢に入ると、川幅いっぱいに大きな石がゴロンゴロン(ゴーロ)している。水は澄みきり手を入れると冷たい。ここから2キロばかりの「石飛八里」の沢登りの開始である。沢の石には道標の「矢印」がついているので、これを目当てにルートを右左とさがす。小さい石は跳ね越え、大きい石はよじ登り、時には川の中に踏み外したりして進む。川の両岸は切り立っており、上からみれば深い谷に見えるのであろうが、我々はその谷底にいる。岸から伸びるナナカマドやカエデは秋の装いに変わり真っ赤に化粧している。疲れた我々の一服の清涼剤である。2時間ばかり登ると二俣となり左をとって進むといよいよ源流への挑戦である。ここまで来ると川幅も狭まり、勾配も極端にきつくなる。振り返ると大地森が遥か下流に見える。川は上流から下流を見て、右が右岸、左を左岸といい、下流からは右マタ、左マタというそうだ。
 いよいよ最後の胸突き八丁であるから心してかかることにした。さすがに自然のちからは凄い。我々の行く手を遮るかのように巨岩が何段にも積み上げられルートを探すのに一苦労する。30分ほどの苦闘の末にハシゴ滝に出会う。この滝口を登り詰めると、いままでの情景とは違って穏やかな小川のせせらぎにかわった。小川から登山道にルートが変えるが、「石飛八里」に休憩時間を入れて3時間掛かってしまった。登山道はナナカマドが色づき、下に目をやるとリンドウが今を盛りに咲いている。低木が道に這いだし歩きづらいが小川を幾度か横切り急な斜面に取りつく。あたりはリンドウや名も知れぬ秋の草花が目を休ましてくれる。沢の本流は左手に別れて行ったが、ここが御沢登りの最後のところで急傾斜をロープを掴み登りきるとお花畑になる。ここから30分ほどゴツゴツした岩場を登るが、所々には泥炭層がみられ古代は湿地帯であることを窺わせる。
 御室に着くと、山岳信仰の場にふさわしい景観である。鉄分を含んだ岩帯が棚となってその下には神社が祭られている。郷沢の源流は僅かばかり口を開けた石の裂け目から静かに源を発している。口に含むと甘く言いえぬ美味しさである。ここから川が生い立ち、地を潜り、小川となり、滝となり、本流となり大海にそそぐと思うと悠々たる自然の大ささに表現の仕様がない。さわやかな秋の風に火照った体を冷し、いよいよ栗駒山の山頂を目指す。ここから1時間30分の行程である。御室の岩帯は丁度人間の頭のような恰好をしていて、登山道は瞼のあたりについているかのようにぐるっと巻いている。栗駒の穏やかな稜線が真っ赤に色づき絶景である。30分ほどで頭の部分に登り詰め、いま来た道を振
り返ると遥か彼方に御室が見える。途中遮るものは何もなく、30分という時間を風景の中で「長さ」で見ることができた。鞍部は、カエデ、ドウダン、ナナカマド、ヤシオツツジ等の紅葉樹がびっしりと自生して、目にも鮮やかな錦である。しばらく歩を進めると須川からとの分岐に出る。紅葉のシーズンに入ったせいか軽装のハイカーが沢山いる。こちらは-端の登山家スタイルであるからなんとなく場違いの感である。頂上までは20分ばかりであるが、栗駒の樹林は我々の腰より低く密生している。峰の右手は何時のころかの噴火の跡か大きくえぐられて踏み外すせば奈落の谷底であるが、左手はなだらかな地形で、遣い松の中に紅葉樹の彩りであるから錦繍まさにペルシャ絨毯のようである。頂上1627.7メートル。台風の影響で日本海側に雲がかかり遠景を満喫することは出来なかったが、午前7時50分の入山から6時間余りの栗駒山行である。
 今夜の泊まりは高原の中にある「駒の湯温泉」、370年前の開湯であるという古い湯でやや硫黄の匂いがするが筋肉痛、神経痛などに効くという。山行きの疲れとりにぴったりである。
 今回は夜行軍であった。栗駒町の中で遭に迷い右往左往し、行者の滝のところで幹線道路の交通止めに会い、行者の滝の駐車場で野営、翌朝交通止めを強行突破して行くと金明水のところでまた交通止めに会うなど、アクシデントもあったが、山頂の絶景にくらべれば隠し味程度のことである。
 峯、佐藤、宮本、塙、吉田、仲野谷の各氏、小生、7名の山行きである。

御沢を登行中の参加者
御沢を登行中の参加者
御沢を登行②
御沢を登行②
御沢を登行③
御沢を登行③
栗駒山の丸い尾根
栗駒山の丸い尾根
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