梁山泊倶楽部

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宮本 輝著『田園発 港行き自転車』     (梁山泊倶楽部の爺推薦図書) 2018.2.13

 数十年ぶりに“宮本 輝 文学”に再会した。集英社文庫刊/『田園発 港行き自転車』(上下巻)である。もっとも、初出はもっと古いし、文庫化後の、再びの“めぐり逢い”であった。

 文士“宮本 輝”(さん)は、梁山泊倶楽部の爺憧れの小説家(作家)である。それなのに、あ~それなのに(🎶)、数十年ぶりの再会とは・・・・・。他にも愛する、文庫本初版の偉大なる作家“佐伯泰英”さんも、同じようなものだが、一つの小説が、延々と何年にもわたり続いてゆくのだ。宮本(輝)文学の真骨頂ともいえる「泥の河」がそうであった。待ちに待って、心して読みこんだ、次のストーリーが、いつになるのか、まったく分からない。だけども、読みたいのだ。そうさせるのが、宮本(輝)文学なのだ。
 さて、文庫化第1刷の集英社文庫刊/宮本 輝著『田園発 港行き自転車』(上下巻) はどうか、いや~、“懐かしさ”いっぱい、“素晴らしさ”胸いっぱい、である。もっとも、まだ上巻を読み、下巻の中ほどであるが、じっくり宮本節を味わっているところだ。何なんだろう、宮本輝さんの文学的心が、爺の胸に宿ってくる、じんわりと。もちろん、人間(ひと)の心の機微を、文字(活字)として原稿用紙に並べ、繰り広げてゆくさまは、文学好きの爺の胸に、そして、少ない(脳)味噌を入れてある小さな甕に、水琴窟の水音(みずね)のように、自然音から抜け出た、金属音を響かせて楽しませてくれる。何なんだろう、登場人物の奥ゆかしい人たちは、名前がまた素晴らしい、情景を映し、展開する京都、立山連峰を展望する日本海に面する町、言の葉のわが耳(実際は目で活字を読み耳に伝播している)へ伝わる振動。一つひとつ、活字を拾い、映画のロケハンのように、『田園発 港行き自転車』 の頁を繰らねば、大切なものを見落としてしまいそうだ。そんな、梁山泊倶楽部の今日この頃である。さて、集英社ならびに宮本輝さんへお願いです。この本(上下巻)の重版出来を願い、本の装丁、奥付など、新たな読者開拓のために、ブログ掲載をお許しください。このブログご覧の皆さま、是非、ご紹介の本を書店にてご購入いただきたくお願い申し上げます。

宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻表紙
集英社文庫刊/宮本 輝著『田園発 港行き自転車』(上巻)表紙
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻奥付
集英社文庫刊/宮本 輝著『田園発 港行き自転車』奥付
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻初出①
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻初出①
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻初出②
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻初出②
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻主な参考資料
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻主な参考資料
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻表紙裏解説
宮本輝著「田園発港行き自転車」上巻表紙裏解説
宮本輝著「田園発港行き自転車」著者略歴
著者略歴

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