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梁山泊倶楽部

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新田次郎著『ある町の高い煙突』映画化、新聞記事情報 (梁山泊倶楽部)  [2018.2.6]

 新田次郎著『ある町の高い煙突』映画化を先に紹介した。小説(映画)の舞台となる茨城県(日立市)、エキストラ・オーデションの様子が、地元紙「茨城新聞」(2018.2.6付 川崎勉記者取材記事)22面に掲載された。

 オーデションは2月3日、日立市白銀町2丁目の日立市武道館(旧「共楽館」)で開かれた。この旧「共楽館」は、物語の中心をなす旧日立鉱山(現「JX金属」)が大煙突完成後、社員と地域の人々の娯楽施設として建てられた建造物である。「ある町の高い煙突」映画化報道第一報でお知らせしたとおり、梁山泊倶楽部の爺も、日立鉱山(以下「日鉱」と記す)に勤務する社員家族ではないが、無賃の“鉱山電車”とともに“共楽館”も、随分利用させてもらった。とくに記憶に残るものは、父に連れられて「灰田勝彦歌謡ショウ」を見に行った。舞台間近の席で、ショウの最後に灰田勝彦さんのサインボール(軟式庭球ボール)を投げてもらい、見事キャッチした想い出がある。灰田勝彦さんといえば、当時流行したいくつもの持ち歌があるが、とくに野球狂の父が好きだった「野球小僧」、「鈴懸の道」などを聞いた記憶が今に残っている。この旧歌舞伎座を模した建造物には、“回り舞台”があった。現在は残されていないかもしれないが、大事に建物が保存されることを望んでいる。
 さて、「茨城新聞」報道記事紹介であるが、「ある町の高い煙突」映画化の成功と「茨城新聞」のますますの購読者増加支援のため、ブログ掲載をお許しください。

「ある町の高い煙突」新聞記事003
「茨城新聞」(2018.2.6付 川崎勉記者取材)22面掲載記事

オーデション会場の旧「共楽館」今昔
共楽館-旧共楽館-現-日立武道館
日立市武道館(旧共楽館)①
 いつの頃の写真かは不明だが、恐らく爺の知っている頃のものであろう。したがって、現在の日立市武道館を名乗る以前の「共楽館」であろうと推察する。
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戦後間もなくの頃と思われる旧「共楽館」
 写真左のお祭会場がかつての日鉱グラウンド(「万城内(ばんじょうじ)球場」であろう。我らが愛した地元の都市対抗野球出場を何度も果たした、「日本鉱業日立チーム」&「日立製作所チーム」が“お山の早慶戦”を繰り広げた野球場のひとつである。勿論、日立製作所チームのグラウンド「会瀬球場」での開催の方が観客席も大きく、こちらの試合が多かったかもしれない。写真上部には、無賃電車であった「鉱山電車線路」も見える。さらに、「共楽館」の屋根に載っているのは「日鉱日立」の企業エンブレム(マーク)である。鉱山勤務の人たちが被っていた作業帽に付いていた、忘れもしないマークである。
Hitachi-Kyourakukan4.jpg
「共楽館」観客席(当時)の様子
 何の催し物写真かは不明だが、かなり古い写真である。舞台側から撮影したものらしいが、我らにとって、想い出深い画像である。
DSCN3745.jpg
モノクロであるが最近の写真(宮田川橋越しに撮影した「共楽館」)
 爺が小学生であった昭和30年代初め頃からず~と、この橋の下の流れを、私たちは“タンパ川”と呼んでいた。私たちがヤマと呼んでいた、本山や大雄院付近の選鉱場から流される“”緑青色のタンパン水が、宮田川の水を汚染し続けたのだ。川の近くまで行かなくても、泥水と化した銅鉱石、鉄鉱石などを選別するために使用した水が、相当量、四六時中流れてくるのだ。当然、その汚染水が“避暑地”、“避寒地”として文人墨客が愛し、逗留した日立の浜であった。いつのことであったか記憶が定かではないが、ヤマから宮田川の中へエンビパイプを敷設し、日立の海岸沖合まで選鉱で使用した汚染水を流す工事が行われた。爺が中学生か高校生の頃だから、昭和30年代後半から40年代であろう。現在では、閉山したので少しはマシになったが、近くへ行くと昔の匂いがするので、半永久的にアユの棲む川には戻らないと思う。(あくまでも筆者の主観であることを申し添えておく)
002.jpg
まだ「大煙突の全容」があったころの写真
 日本四大銅山といわれる「別子銅山」、「小坂銅山(秋田県)」、「足尾銅山(栃木県)」、そして「日立銅山(茨城県)」、それぞれの町で鉱毒問題が発生していた。この写真のように、銅山は鉱石から銅、銀、金、鉄などの金属を取り出すために、選鉱を行い金属を溶かしだすための精錬も必要である。この過程で発生する汚染水、さらに困難なのが亜硫酸ガスなどが発生することである。精錬の過程で発生する「煙」の中に含まれる亜硫酸ガスによって、広範囲にわたる山の緑(樹木)が枯死してしまうのだ。制作中の映画「ある町の高い煙突」(新田次郎著)では、これら多くの困難に立ち向かった人びとの姿が、スクリーンに展開されるのだろう。
日立鉱山煙害問題昔話表紙
「ある町の高い煙突」主人公“関 右馬允(せき うまのじょう)”
さんの著書『日立鉱山 煙害問題昔話』表紙

テーマ:茨城県 - ジャンル:地域情報

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