光文社刊/佐伯泰英著『夏目影二郎始末旅』全十四巻を紹介する。最近、このシリーズ(文庫本)をまとめて購入して読み切った。その間、他の小説等も挟み読みしたが、面白くて、すべて読み終わってしまった。第一作『八州狩り』は平成12年4月、第二作『代官狩り』が同年9月、ともに別出版社(日本文芸社の日文文庫)の刊行である。第三作『破牢狩り』以降第十四作『奨金狩り』が現在の光文社刊である。
著者/佐伯泰英の健筆振りの最高潮の頃であろうか、既に15年以上も続く「夏目影二郎始末旅」シリーズである。“時代小説”が世に好まれる時代を迎え、この小説の結末は一体いつになるのだろうか。このシリーズ、個々の解説(読後感)は省くが、佐伯泰英シンパがお勧めする“読み応えある”夏目影二郎とその仲間たちの活躍を、是非お読みいただきたい。いつものように、このシリーズすべてを、常陸大宮市舟生の「蝸牛文庫」書架に並ぶ日も近いので、お読みください。また、この後の出版を心待ちに、是非、お買い求めいただきたく、併せてお願いいたします。
光文社刊/佐伯泰英著『夏目影二郎始末旅』全十四巻 一部装幀の異なる巻は、「決定版」として在庫きれのため、ネット購入の以前版も入っているため。このシリーズ、面白いのは、いつものように、巻末の「解説」を忘れずに、お読みいただきたい。より著者/佐伯泰英を知ることができるし、シリーズ途中で出版社が変わったことなど、貴方にとって役立つことが多いからだ。
テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌