梁山泊倶楽部

山岳会の会長やってます♪

南アルプス「白根三山」<その4 番外編>[H25.8.20-23]梁山泊倶楽部

 南アルプス「白根三山」登山報告も最終稿を迎えました。標高3000m峰の稜線漫歩を無事終えて、麓の早川町営「ヘルシー美里」の温泉に浸かり、のんびりと過ごした翌朝(8月23日)、旅の最終日の歴史探訪の記録である。

 仲間のヒーさんの提案で、ヘルシー美里からほど近い位置にある「赤沢宿」を見学することになった。赤沢宿は、『身延山、七面山の信仰によって栄えた講中宿である。歌人・若山牧水も訪れたかつての講中宿場は、人々の厚い信仰心が生み出した清らかなパワーにつつまれている』(早川町観光協会パンフより転載)
赤沢宿案内img002
赤沢宿を紹介する早川町観光協会パンフ
(一部を転載使用)
赤沢宿案内img003
早川町の観光パンフ地図
 下部に「赤沢宿」が描かれている。上部には、我々が宿泊した「ヘルシー美里」がある。近距離に位置するので、町営施設に宿泊した折には、是非、赤沢宿を見学するとよいでしょう。
(早川町観光協会パンフより転載使用)
赤沢宿地図img001
赤沢宿を紹介する案内図
(赤沢宿の休憩施設にてかき氷を食した折にいただいてきたパンフを転載使用)
PIC_1063.jpg
羽衣白糸の滝方面に間違って入った我らの仲間
(9:41撮影)そもそも我らは「赤沢宿」を見学に車を進めてきたのだが・・・・、どうも宿坊がたくさんある羽衣白糸の滝方面に入ってきてしまったようだ。七面山/敬慎院へ行く場合には、こちらから入って行くのであろう。赤沢宿方面と思しき方向へ歩きはじめたが、どうも、ちょっとやそっとでは行けそうもない。オーさんが、意を決して、駐車場まで車を取りに行ってくれることになった。
PIC_1067.jpg
赤沢宿の山の斜面に栽培されている「そば」の花が満開だ!
(10:08撮影)
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さて、この建物は何でしょう
(10:10撮影)
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消防車の車庫でした!
(10:10撮影)この赤沢宿は、条例で数百年前の建造物を保存する地区に指定されており、新しく建てるものも、いかにも古さをだしたデザインを取り入れている
PIC_1085トリミング
早川町 赤沢書宿店、写真展ポスター
(10:14撮影)赤沢宿内の掲示板に貼付されたポスターを撮影した。我々は、8月23日に訪れたので、この企画に接することはできなかった。展示は8月26日から開始されるとのことで、NPOの面々が、駐車場の線引きをしたり、休憩所の整備を行っているところであった。
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赤沢宿中央部の宿場が多く連なる地域(その1)
(10:14撮影)
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同じ地域の拡大写真(その2)
(10:14撮影)
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我々がかき氷を食した休憩所(旧旅籠)
(10:17撮影)赤沢宿に蕎麦屋があると聞いてきたが、平日は休業とのこと。事前予約がある場合のみ、蕎麦を打って出してくれるそうだ。期待した蕎麦がダメなら、この宿場町を見学し尽くし、幟のある休憩所にて氷水を頂くことにした。若い、地元の娘さんが店番をしており、我ら、一も二もなく氷水を注文した。イチゴ、レモン、メロンの3種類あり、夫々異なる味の氷水を注文した。この家もかつて参詣客を泊めた「清水屋」という屋号の旅籠であった。座敷廊下に腰を掛け、早口で食うと、頭がジンジンする氷水(かき氷)を、目の前に坐する「七面山」を仰ぎつつ、美味しくいただいた。
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眼前の大きな山が「七面山」だ!
(10:29撮影)これが前項で言う「七面山」である。ここ山梨県、隣接する静岡県、昭和9年(1932)に発行された案内図には、東海道線と中央線に挟まれた「富士山」と「身延山」、「七面山」が並んで描かれている。(早川町応援団獲得マガジン「やまだらけ」NO.59より引用)
 数年前に梁山泊倶楽部の精鋭「若」と「爺」の二人にて、山梨県と静岡県の境にある名山「山伏」、「八紘嶺」を歩き、静岡側の梅ケ島温泉にて入浴後、一日に何本もない路線バスに乗り、静岡駅まで帰ってきた。そのときに、今後の歩きたい山(コース)として、七面山の敬慎院の宿坊に泊り、翌朝、八紘嶺まで縦走して、梅ケ島温泉に宿泊しようと話した。はからずも、今回、七面山への登山口、赤沢宿を見学し、その気持ちがさらに膨らんできたことを確信した。
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赤沢宿の旅籠の軒に掲示されている木札
(10:36撮影)この木札を何というのかわからない。世話人〇〇などと書かれており、参詣世話人の名前などを書いたものであろう。ここは、現在、旅籠を営んではいないが、内外観を見学できる。もっとも、案内人が居るときに限るが・・・。氷水を売る休憩所のすぐ下にある「大阪屋」が、この歴史的建造物に指定されている旧旅籠である。内部も見学させてもらったので、この後、何枚かの写真で紹介する。
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玄関前から奥庭に通じる入口の門(檜皮葺)
(10:37撮影)奥には小さいながらも白漆喰、なまこ壁の土蔵がある。なんとも古(いにしえ)の佇まいであろうか。200年~300年を経た建物であろう。
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軒下にズラリと並んだ参詣人(世話人)木札
(10:37撮影)さきのUP写真と併せてご覧いただくと、その歴史と、この赤沢宿(講中宿)の意義が分かると思う。
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土蔵の外観
(10:37撮影)さきほどの奥庭入口から見た土蔵の拡大写真である。なかなか立派なものであることがわかる。山中であることから、宿場内で火災が発生したらひとたまりもない。金銭、掛帳、衣類など貴重品は、この中に収納していただろうと、推測される。
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玄関外から内部を見る
(10:37撮影)常時、管理する人が来るわけではないので、外側の板戸は全部開けきってはいない。三和土の内側に障子戸、大きな畳の間があり、黒光りする杉板の木襖がある。ここに中廊下があり、その向こう側にもう一部屋がある。それが総2階の建物に、4部屋~5部屋が続いている、ものすごく大きな建物である。
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南側の端の廊下部分
(10:41撮影)右側の障子を開けると、この家の庭と宿場の他の宿坊(旅籠)が見える。現在は、旅籠の営業はせず、町の依頼を受けて、見学用に内外観を開放している。運よく、管理人が居るときに見学できたなら、貴方は幸運といえるだろう。
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1階内部より玄関、庭を見る
(10:43撮影)建物内部から撮影した。大きく立派な歴史的建造物が、このようにしっかりと保存されていることに感激である。左側が玄関部分である。ここに写っている部分の右側にも、同じような部屋が並んでいる。
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大阪屋の2階と旅籠名(屋号看板)
(10:45撮影)いろいろ見学させていただき、ありがとうございました。また、機会を捉えて、この赤沢宿を訪れてみたいと思う。できれば、いずれかの旅籠に泊めていただいて・・・・。
 これで、シリーズ1から4までの、南アルプス「白根三山」シニア登山隊が歩んだ、標高3000m高峰稜線漫歩旅の報告を終え、爺の筆を置くことにする。

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

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