梁山泊倶楽部

山岳会の会長やってます♪

五木寛之著「四季・奈津子」(梁山泊倶楽部の爺推薦図書)

 五木寛之といえば「青春の門」などの名著がある。その昔に書かれた資料や本などを読むことや、社内・県内・業界などの出来事を掘り起こすことが、爺の仕事だ。当社の役員として手腕を発揮した先輩がいる。昭和46年から昭和57年まで発刊した社誌(社内報)「○○だより」に30回にわたり『読書案内』を連載していた、箱守伸平氏である。

 昭和53年11月号『○○だより』に、“「読書案内」ウラオモテ”として、過去30回にわたり掲載した「読書案内」裏話がある。箱守氏が最初に書いたのは「マネー・チェンジャーズ」で、原稿用紙4枚である。その後の掲載は400字詰原稿用紙で1回の掲載が8枚程度であるから、240枚書いたことになるだろう、と記している。社内報の読者に読んでもらったほうがよいので、あえて「書評」とはせず、『読書案内』とした、という。氏は、この「読書案内」連載中、私費で図書を購入したという。しかも、性別も年代も異なる方々に紹介するために、いろいろなジャンルの本を読まねばならない。全国紙や地方紙のベストセラー順位に目を通し、ベスト10までの本は、苦手な作者・作風であっても購入して読んだという。一度、ざっと読み流して、それから丹念に再読し、作者が訴えたいと考えていそうな箇所、すぐれた描写や文書の箇所を抜書きしておき、論旨の構成を考える。新聞等の書評がある場合、よく読み、自分の感想と一致した部分は書き抜いておくなど、その苦労は並大抵のものではないであったろう。とにかく、毎月発行される「社内報」(40~50頁建)に4頁(1-2頁の場合もある)に掲載するのだから・・・・・・。当時の「社内報」を担当していた社員にも脱帽!
 さて、表題の五木寛之著「四季・奈津子」を紹介する。なぜ、この本を無性に読みたくなったか・・・・。昭和55年新年号「○○だより」掲載の『読書案内/その42号』“ビル街に咲く大輪の ひまわりのような女性を描く”五木寛之著「四季・奈津子」上・下巻の、文字通り、読ませたい本の紹介記事であった。
五木寛之著「四季・奈津子」文庫本表紙
ポプラ社発行/五木寛之著「四季・奈津子」表紙
「四季・奈津子」裏表紙の紹介文
裏表紙の紹介文
「四季・奈津子」奥付
「四季・奈津子」奥付
作者略歴
作者/五木寛之略歴
 “「四季・奈津子」を読みたい”と思って(箱守氏の『読書案内』を見つけて)から、既に半年以上も経過してしまった。近くの本屋、爺のお気に入りの私設図書館「蝸牛文庫」(常陸大宮市舟生在)にもなく、所要で行った土地の本屋も覗くが・・・・・、やはり書架に並んではいなかった。過日、たまたま携帯電話を掛けるために駐車場へ進入した古書店(当地の「ブック・オフ」という店舗)に、冷やかし客として入り、偶然に見つけた。なんとも形容しがたいほど、嬉しかった。この話・・・本当のこと!
 最近、文庫本にて出版しているようなので、是非、本屋さんに注文して入手するとよいでしょう。昭和53-54年頃の作品とは思えない、素晴らしい作品である。

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ryozanpaku.blog102.fc2.com/tb.php/357-48e169c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かいちょー

Author:かいちょー
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する