梁山泊倶楽部

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飯嶋和一著「始祖鳥記」読書のすすめ

 小学館文庫発行「始祖鳥記」(飯嶋和一著)を絶賛紹介する。飯嶋和一といえば、過日「雷電本紀」をまず読んでみてください、と紹介したばかりであるが、それに勝るとも劣らない名著である。

 「始祖鳥記」の巻末に文芸評論家・北上次郎氏の解説が掲載されている。また、この解説文が絶妙であり、小学館編集者の真骨頂が垣間見える。「始祖鳥記」の解説なのに、「雷電本紀」を冒頭に3頁にわたり紹介し、おもむろに「始祖鳥記」中身に飛び込んでゆく。なんとも絶妙な解説(紹介)文である。
 今回も標題の小説を紹介しないで、巻末(解説)を称えてしまった。しかし、それもこれも、著者・飯嶋和一の作品への取り組み方、下調べの熱の入れよう(長期間の調査)から、作中の“ある意味での正義感”をたっぷり含んだ人物が登場するのだ。通勤電車で読むことも日課であるが、飯嶋和一が拵えた人間味のある人物たちが、現代人が置き忘れてきた「人情」が迸るくだりになると、文字が曇って見えなくなることもしばしばであった。

飯嶋和一著「始祖鳥記」表紙
飯嶋和一著「始祖鳥記」(小学館文庫発行)
始祖鳥記解説
裏表紙掲載の解説文(北上次郎)
 巻末の同氏解説文の抜粋が裏表紙に掲載されている

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

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